輝き(黒川)通信H30-vol.16
兵庫県議会議員の黒川 治です。
えっ、どうして?と思う事がありました。
阪神・淡路大震災の遺児のケアハウス「浜風の家」をご存知ですか?
作家の故 藤本義一さんが呼びかけ人となり、
今年の1月まで続いていました。
その後、無償貸与をしていた浜風の家が建っていた県有地の売却があり、 落札出来なかった、浜風の家を運営していた法人のぞみ会側(藤本統紀子理事長)から 8月7日「浜風の家に係る刑事告発・民事訴訟・住民監査請求」が提出されました。
実は、昨年末から年始にかけて、「浜風の家」側と充分に話し合ってすすめると、 報告を受けていましたので、びっくりしました。
今回の告訴は、入札に談合疑惑があるというもので、
県企業庁もびっくりです。
企業庁のコメントを掲載します。
「震災孤児の心のケアということで、遺児が成人するまでのお約束で貸与してきたところであるが、 期限切れとなる前に、のぞみ会からの要望を受け、3年間(2018年3月まで)延長し、藤本理事長との間で、 のぞみ会側が建物を撤去し、更地にして明け渡す事を両者合意の上、確認した。 しかし、その期限前に藤本理事長らから建物を壊すことが忍びないということで、過去の明倫福祉会との覚書を変更し、公募とする了解をとった上で、公募手続きを公正に行ったものであり、第1回目の入札においては、のぞみ会側が要項に明記して求めている“¥マーク”を記載していれば同会社が落札できる可能性があったところ、同会社側の要項違反により、落札できなかったものである。結果、2回目の入札により明倫福祉会が落札者となったところである。
以上、県としては、のぞみ会側に最大限の配慮を行ったことに対し、このような動きをされることについて、極めて遺憾である」
私は、丁寧にのぞみ会側の希望に叶う形を取って
進めてくれていたと感じておりましたので、本当にびっくりです。
その後の、経過はお盆明けに報告を受ける予定です。