黒川　治です。

去る９日の決算委員会（公安委員会）
自転車事故防止対策について、
自転車の悪質な運転（歩行者の間を猛スピードですり抜ける、
信号無視等々） が危険である事を認識して貰うためにも
警察の厳しい取り締まりを求めました。

その答弁の中で、
①令和元年度中県下で自転車に関係する人身事故が5,716件起こり
　人身事故全体の25％を占めており、全国21％を上回ること。
②自転車乗車中に怪我をされた方の約9割が何らかの違反があること。
このうち、
③交差点において周りの状況を確認せずに通過する交差点安全進行違反、
　前方不注意といった安全運転義務違反が6割を占めていること。
また、
④信号無視などの危険な違反行為を3年以内に2回以上行った14歳以上の
　方に自転車運転者講習を実施しているが、昨年度は160人に実施。
⑤全国ではトータルで1,019人ですので兵庫県が43％を占め全国最多
　であること。
等などがわかりました。

安全対策への取り組みとして、京都府警に先を越されましたが
宅配業者との安全講習会の実施や学校現場での交通安全教育の推進、
県警として自転車総合対策計画作成作成、
５月には自転車月間として取り締まりの強化を進めていることも
わかりました。
これからも、取り締まりの強化を依頼しました。

備考
今年度の８月末における、自転車利用者に対する取り締まり件数は
8,698件となっており、地区別では、
阪神地区が6,419件で全体の約73,8％と最も多く、
ついで神戸地区、東播磨地区となっています。
阪神地区6,419件のうち、信号無視4,252件。
遮断機・踏切1,734件等命に関わる 違反が多くを占めています。