黒川　治です。
暑中お見舞い申し上げます。

さて、今年3月県議会予算委員会にて、
企画県民部、教育委員会等4部局13項目の質問を行いました。
その一つに、「阪神地域におけるこども家庭センター新設」に
ついて問いました。

県は、尼崎市・西宮市・芦屋市を所管する西宮こども家庭センターが、
平成30年度県下で一番の1,489件の児童虐待相談があり、
その半数（767件）が尼崎市からであり、
この状況を緩和するために尼崎市内に、
来年4月の開設を目指すとしていました。

私自身は、尼崎市での設置に異論は無いものの、
ハード整備のみならず、人材確保、市との調整を一年という
限られた時間の中でどう考えているのか？
また中核市である尼崎市は何れ、市立「児童相談所」の設置が、
考えられるがその場合の引き継ぎ等どうするのか？を伺いました。
答弁は、これまでも職員の受け入れ、
要保護児童対策協議会での情報共有などで連携が取れている。
これからも引き続き十分に協議を続ける。
また、尼崎市が児童相談所を設置する場合は
円滑に運営が出来るよう県が全面的に支援を行いながら
丁寧な引き継ぎを行う。と言うものでした。

時間的にはタイトの中での新型コロナ騒ぎ、
順調に進めば良いなと心配していましたが、
本日、予定通り令和3年4月に
「尼崎こども家庭センター（仮称）」として
業務を開始することが記者発表されました。

設置場所は、
あまがさき・ひと咲きプラザ内　尼崎ひと咲きタワー８~10F
尼崎市若王寺2－18－5

残念ながら、令和元年度も虐待件数が増加しています。
西宮センター全体で1,866件、うち尼崎市で847件
今回のこども家庭センターの設置を機に
尼崎市の取り組み（いくしあ）と施策の連携で
虐待事案が減少することを切に願います。